【MotoGP 第13戦サンマリノ】中上貴晶が2戦連続表彰台…ランキング上位進出ねらう

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中上貴晶
中上貴晶 全 5 枚 拡大写真

11日にサンマリノのミサノ・ワールド・サーキットで行われたMotoGP第13戦サンマリノGPのMoto2クラスで、中上貴晶が3位表彰台を獲得。2戦連続でMoto2のポディウムに上がった。

予選では2番グリッドと好位置につけた中上だったが、スタート直後の1コーナーでオーバーラン。一気に8番手まで後退してしまうが、諦めずに挽回を開始。13周目に3番手まで浮上。トップ2台との差が少し広がってしまっていたため、そこからのポジションアップが叶わなかったが、最後まで後続に仕掛ける隙を与えずチェッカーフラッグ。前回のイギリスGPに続き、2戦連続今季4回目の表彰台を獲得した。

中上はホンダのリリースで「序盤の混戦を避けるために1コーナーでブレーキングを遅らせたのですが、それが失敗してオーバーランしました。それでポジションを落とし、その後も、1、2周目はフロントタイヤのフィーリングがつかめず、9番手、10番手までポジションを落としたのが一番の敗因でした。それですっかりリズムを崩してしまいましたが、その後、ペースを取り戻して3番手に上がることができました。その時点では、リンスとバルダッサーリに離されていたし、終盤は、3位キープに切り替えました。優勝できなかったのは残念ですが、こういう展開のレースで3位になれてうれしいです」とコメントしていた。

これで、合計124ポイントに伸ばしランキング7位。チャンピオン争いをするヨハン・ザルコとアレックス・リンスとは70ポイント近く離れているため逆転チャンピオンは厳しい状態だが、同3位のトーマス・ルティとは17ポイント差であるため、そこまでのポジションアップは十分に可能。ツインリンクもてぎでの日本GP前に向けても調子が上向きになっているだけに、母国レースでの活躍も楽しみなところだ。

《吉田 知弘》

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