経産省自動車課長「免許取得をより簡単に」---規制緩和に言及

自動車 社会 行政
「免許取得を簡単にすることにチャレンジ」と、経産省・河野大志自動車課長
「免許取得を簡単にすることにチャレンジ」と、経産省・河野大志自動車課長 全 1 枚 拡大写真

経済産業省の川野大志自動車課長は、神戸市で開催された「BIKE LOVE FORUM」(バイク・ラブ・フォーラム=BLF)の中で、改めて市場活性化する規制緩和として、免許取得について触れた。

「我々ももう少し行政の立場で知恵を絞りたいと思っていて、そう簡単ではないのかもしれないが、排気量125ccの免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみた」と、述べた。

全国オートバイ協同組合連合会や日本自動車工業会は、それぞれオートバイ免許取得にコストがかかりすぎることを問題にし、免許制度を担当する警察庁に要望を続け、与野党各党で構成されるオートバイ議員連盟でも課題とされている。経産省課長の発言は、これらの動きを後押しするものだ。

「行政の側でもバイクの市場がもう一歩、販売活動が盛り上がるような起爆剤になるような規制緩和や異業種との連携で新しい価値観を生み出していくような取組みをいっしょになって知恵を絞っていきたい」と、語った。

また、高橋一幸課長補佐がBLFの取り組みを説明。その中でバイク駐車場整備、高速道路料金の独立した適正料金化の要望、さらに、免許取得についても、運転技術のレベルを落とさず免許取得を容易化する警察庁への提案を上げた。

BLFでは2014年の浜松市での開催で、2020年をゴールとするロードマップを策定。官民の主催者間で合意した。
・世界のオートバイの2台に1台をジャパンブランドに
・国内市場販売100万台
・マナーアップ
の3つを目標として掲げている。

高橋氏は「これからは成果を出す段階が必要。ご協力を」と、出席者に呼び掛けた。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る