【新聞ウォッチ】プロバスケ「Bリーグ」開幕、トヨタ前身の「A東京」初戦飾る

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年9月23日付

●米利上げ「年内が適切」FRB議長今回は見送り(読売・1面)

●Bリーグ、A東京開幕戦飾る(読売・18面)

●車の自動ライト義務化、20年4月以降発売の新型車、薄暮の高齢者事故予防(朝日・1面)

●アップル、マクラーレン買収検討か(朝日・4面)

●ニュースの予習、自動運転車、「自動」定義は4段階(日経・14面)

ひとくちコメント

スポーツに疎い人でもサッカーの「Jリーグ」は知っていても、これまでほとんど聞いたこともないのが「Bリーグ」という名前。「Bリーグ」とは、バスケットボール男子の新しいプロリーグの名称だが、その「Bリーグ」が開幕し、最初の試合となったアルバルク東京(A東京)と琉球ゴールデンキングスが東京・国立代々木競技場で対戦。80対75でアルバルク東京が初戦を飾った。

きょうの各紙も1面で「Bリーグ熱狂船出」(朝日)、「光で演出Bリーグ開幕」(毎日),「バスケ新生Bリーグ開幕」(産経)などと、カラー写真付きで報じたほか、スポーツ面では「Bリーグ華やかに開幕、A東京接戦制す」(毎日)、「A東京歴史刻む1勝」(産経)などと、開幕を伝える記事らしく派手に取り上げている。

Bリーグは、これまでのバスケ男子の2つの国内リーグ(NBLとbjリーグ)を統一して新しく始まったプロリーグ。企業チームの色彩が強かったかつての日本リーグに対抗して、プロ化を掲げたbjリーグが別に創設されたことで、国内に2つのリーグが存在していた。

リーグの分裂はファン拡大や競技レベル向上の妨げとなるなど問題も多く、このため、国際バスケットボール連盟は制裁を科す一方、サッカーJリーグの立ち上げに尽力した川淵三郎氏を中心に専門の改革チームを立ち上げて新たな統一リーグの発足を促し、Bリーグが誕生したという経緯がある。

開幕戦では、昨シーズン、NBLで勝率1位のアルバルク東京とbjリーグで優勝した琉球ゴールデンキングスが対戦したが、アルバルク東京が新リーグの開幕戦を制した。

そのアルバルク東京とは、バスケ男子の名門・トヨタ自動車東京が前身。開幕戦を放映していたNHK BSの解説者も試合中「トヨタ」という企業名を連呼、その都度アナウンサーが「アルバルク東京」と言い直していたシーンも多く見られた。

このBリーグもサッカーJリーグのように自治体や地元企業の後ろ盾をベースに、地域に根ざしたブロースポーツをめざしているようだが、支援企業の色に染まらないでバスケファンの輪を広げられるのかも注目したい。

《福田俊之》

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