欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月16日、8月のフォルクスワーゲンブランド（乗用車）の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は45万3200台。前年同月比は4.7％増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
8月の市場別販売は、最大市場の中国が、前年同月比20.3％増の24万1100台と、4か月連続で増加。中国を含めたアジア太平洋地域も、16.2％増の25万3700台と、4か月連続のプラス。
一方、北米の8月実績は、前年同月比3.8％減の5万1800台と、4か月連続で減少。このうち米国は2万9400台にとどまり、前年同月比は9.1％減と、10か月連続のマイナス。2015年9月に米国で発覚した排ガス不正問題の影響が続く。
欧州は8月、前年同月比2.9％増の10万6900台と、2か月ぶりに増加。このうち、西欧（ドイツを除く）は、2.4％増の8万9700台と、3か月ぶりのプラス。地元ドイツは7.7％増の4万1700台と、6か月ぶりに増加した。ロシアは、前年同月比6.8％減の6200台と、3か月連続のマイナス。
2015年のフォルクスワーゲンブランド（乗用車）の世界新車販売台数は、582万3400台。前年比は4.8％減と、マイナスに転じた。2016年1-8月は、前年同期比0.2％減の382万7200台を販売している。
