脱出支援用具にJISを制定…ベルトカッターやガラスハンマー

自動車 社会 行政
自動車用緊急脱出支援用具使用例
自動車用緊急脱出支援用具使用例 全 2 枚 拡大写真

経済産業省は、自動車用緊急脱出支援用具に関するJISを制定したと発表した。

経産省では、技術の進歩や、安全性の向上など、必要に応じてJIS規格を制定・改正している。

今回、自動車事故などの緊急時に乗員の脱出を支援する用具について、新市場創造型標準化制度活用における従来よりも迅速な規格原案作成作業を経てJISを制定した。これによって人命に関わる製品の安全性を確保、自動車事故などに関連した人的被害の低減を図る。

自動車用緊急脱出支援用具は、交通事故や水没事故などで自動車内に閉じ込められた際に、シートベルトの切断や自動車用強化ガラスの破砕により、乗員の車外への脱出を支援する非常時用車載用品。

この用品に関連する国内外の規格は存在せず、安全性に問題のある粗悪品が市場流通した実例があるため、安全・安心を確保するために新たにJISを制定した。

ガラス破砕突起部の硬さ、シートベルトカッタの形状・寸法、耐寒性、耐熱性、耐温湿度サイクル性、シートベルト切断性、ガラス破砕性、耐衝撃性、耐落下性について要求性能を設定した。
 >おすすめコンテンツ:CAR CARE PLUS

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. 日産株主総会、社外取締役留任などへの批判噴出、「日産愛」の株主の“はけ口”に[新聞ウォッチ]
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る