【トヨタ KIROBO mini】片岡主査、「海外展開は、和の心がどう受け止められるか」

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ 片岡史憲主査
トヨタ 片岡史憲主査 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車は10月3日、コミュニケーションパートナーと呼んでいる対話型ロボット『KIROBO mini』の商品化を発表した。系列販売店で扱い、今冬から東京都と愛知県で先行販売した後、2017年に全国展開する計画だ。

KIROBO miniは、13年から15年にロボット宇宙飛行士として国際宇宙ステーションに滞在した『KIROBO』をモチーフに、対話に焦点を当てて開発した。人間との対話を通じで語彙を増やすなど、「成長するパートナー」としての機能も重視している。

当面は販売数量なども手探りの状態にあり、国内のみでの扱いとなる。英語バージョンなどによる海外展開の可能性について、開発責任者である片岡史憲・MS製品企画部主査は「日本人にはモノに魂が宿るといった独特の和の心がある。KIROBO miniはそうした日本古来の考え方を宿しているので、それがどう海外の方に受け止められるかだ」と指摘する。

そのうえで「思いやりの心といった情緒的な価値に重きを置いているが、外国ではもっとハード面での機能を求められるような気もする。(海外展開は)そうした点などを調査したうえで、検討していきたい」と話しており、将来の海外進出に含みをもたせている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る