【CEATEC 16】トヨタ、燃料電池フォークリフトなど水素社会提示

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CEATECトヨタブース 燃料電池フォークリフト
CEATECトヨタブース 燃料電池フォークリフト 全 3 枚 拡大写真
トヨタ自動車の今年のCEATEC(千葉市・幕張メッセ)出展は、対話型ロボット『KIROBO mini』の体験コーナーとともに、水素社会の提示に力点を置いている。

世界のトップを切って2014年末に市販を開始した燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』のカットモデルや、豊田自動織機が生産を担当している燃料電池フォークリフトが展示されている。このフォークリフトは、トヨタが神奈川県や岩谷産業、東芝などと、京浜臨海部で11月に開始する低炭素の水素社会構築に向けた「京浜臨海部実証プロジェクト」に投入されるモデル。

豊田自動織機の鈴木宏紀・開発第二部グループ長によると、このプロジェクトは、横浜市のもつ風力発電所の電力で水素を造り、ハイブリッド車のトラックによる充てん車で、横浜市と川崎市の工場などに運び、燃料電池フォークリフトの燃料に活用するもの。再生可能エネルギーで極めて低炭素に工場や倉庫内の物流を構築する。

トヨアと豊田自動織機は、合計12台のフォークリフトを提供、「18年度末までのプロジェクトで、事業の実現可能性などを検証する」(鈴木氏)計画という。

《池原照雄》

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