ファナックとNVIDIA、AIマニュファクチュアリングの実現に向け業務提携

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ファナックとGPU開発大手の米NVIDIA社は10月5日、ファクトリーオートメーションプラットフォーム「FANUC Intelligent Edge Link and Drive system(FIELD System)」での人工知能(AI)実装で協業を行うと発表した。

FIELD systemは、自動車から携帯電話まで、製造業の現場で使用される各種機器をネットワークで接続し、そのビッグデータを賢く処理、活用することで、スマートな製造現場を実現するオープンプラットフォーム。ファナックはその開発・商用化に向け取り組んでおり、NTT、NTTコミュニケーションズ、NTTデータの3社も参画を表明している。

今回の連携により、ファナックはNVIDIAの様々なGPUとディープラーニングソフトウェアをクラウド、データセンター、組込システムに活用する。機械から収集されたデータをGPUにより加速されたディープラーニングでリアルタイム処理。機械が互いに柔軟にかつ賢く協調するなど、今までにない高度な分散製造を実現する。

現在稼働している産業ロボットは、世界で100万台以上。自動車をはじめ携帯電話にいたるまで、さまざまな製品の製造工程の中心を担っており、その数は2019年には約260万台に達すると予測されている。FIELD systemに人工知能とエッジコンピューティング技術を組み合わせることで分散型機械学習を実現。1台のロボットで8時間かかっていた作業をロボット8台で1時間以内に終了させるなど、製造業の大幅な効率化に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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