【ITS世界会議16】ルネサス、自動運転に向けたV2Xソリューションを展示へ…豪コーダと提携[事前]

自動車 テクノロジー ITS
ルネサスのV2X用SoC「R-Car」に、コーダのV2Xとコネクテッドカー向けソフトウェアソリューションを実装した「V2Xリファレンスシステム」(ITS世界会議2016出展予定)
ルネサスのV2X用SoC「R-Car」に、コーダのV2Xとコネクテッドカー向けソフトウェアソリューションを実装した「V2Xリファレンスシステム」(ITS世界会議2016出展予定) 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは、V2X(車車間・路車間通信)やコネクテッドカーのリーディング企業である豪州コーダ ワイヤレスと、車載用V2V(車車間通信)/V2I(路車間通信)分野で提携することで合意した。

ルネサスのV2X用SoC「R-Car」に、コーダのV2Xとコネクテッドカー向けソフトウェアソリューションを実装し、欧米向け通信規格に準拠した「V2Xリファレンスシステム」を構築できる環境を提供する。

V2Xシステムの開発と普及を加速するため、ルネサスはSoCの「R-Car」に、コーダなど、パートナーのソフトウェアを容易に搭載できるエコシステム化を推進し、ユーザーにリファレンスシステムを提案している。新しいV2Xリファレンスシステムは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、高度道路交通システム(ITS)、自動車技術者協会(SAE)と電気電子技術者協会(IEEE)の規格に準拠する。

このV2Xリファレンスシステムを構成するルネサスのV2Xスタータキットは、5.9GHz帯の車載無線通信用SoC「R-Car W2R」と、通信やメッセージを暗号化してサイバー攻撃から守るハードウェアセキュリティモジュール(HSM)を搭載したホストプロセッサ「R-Car W2H」を搭載する。

車載無線通信用SoC「R-Car W2R」は、ルネサス独自のRFシステム設計技術により業界最高性能クラスの低雑音特性を実現できる。実現が困難だったETSIの送信帯域外雑音規格-65dBm以下にも対応可能。また、V2X用ホストプロセッサ「R-Car W2H」は、自動車の環境、品質と信頼性の要件に準拠するよう設計されている。「R-Car W2R」と「R-Car W2H」は、欧米の通信規格であるIEEE 802.11pとETSIに準拠する。

V2Xの開発メーカーは今後、ルネサスとコーダの完成度の高いハードウェアとソフトウェアを導入できるようになり、V2Xリファレンスシステムとして両社で検証されているため、信頼性の高い動作が期待できるとしている。

コーダは、オーストラリアのメルボルンで2016年10月10日-14日に開催されるITS世界会議2016(ブース313)に、ルネサスの無線通信用SoC「R-Car W2R」とV2X用ホストプロセッサ「R-Car W2H」を搭載したスタータキットと、コーダの通信ソフトウェアからなる「V2Xリファレンスシステム」のデモンストレーションを行う。このシステムは、2017年4月に提供を開始する予定。

《レスポンス編集部》

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