楽器と発動機、“ふたつのヤマハ”の合同デザインイベント

モーターサイクル エンタメ・イベント
「Two Yamahas, One Passion ~デザイン展2016~」会場風景
「Two Yamahas, One Passion ~デザイン展2016~」会場風景 全 23 枚 拡大写真
ヤマハ発動機とヤマハは、2社合同のデザイン展示会『Two Yamahas, One Passion ~デザイン展2016~』を開催中。会場は六本木ヒルズ大屋根プラザで、10日までおこなわれている。

このイベントは楽器のヤマハとモーターサイクルのヤマハ発動機という、ヤマハブランドを掲げる2社の合同デザイン展示会。昨年7月に初開催され、今年で2回目となる。今回の展示コンセプトは「Rejoice」(愉悦)で、世界初公開となるコンセプトモデルの『&Y02』をはじめ、両社のコンセプトモデルや新製品が並べられている。

&Y02は楽器や音響機器とモビリティのデザインが融合し得る可能性を探り、2社で共通した「ヤマハらしさ」の表現を探究するデザインプロジェクト「&Y」(アンディ)の第2弾作品。モビリティを操る所作で音楽を変化させ、音場を動かすことが出来るという機能を持ち「乗り物を体感できる音響装置」と位置づけられている。

モーターサイクルのアクセルグリップやブレーキレバーで音楽を変化させ、電動車椅子のジョイスティックで音場を動かす、というのが&Y02の機能。音楽は合計18個のスピーカーと中心部のウーハーから流され、乗り込んだ鑑賞者にたいして音による未体験の移動感覚を提供するというものだ。

筐体は繭のような楕円形のシルエットを持ち、無限に繋がっていくようなループ状の造形で構成されている。鑑賞者は外を向いて座るが、これは楽しさが外に向かって発散されるようなイメージのシートレイアウトにしたかったからとのこと。

このほかの展示は、音を奏でる電動アシスト車いす『&Y01』のほか、ヤマハ発動機からは日本初公開となる『04GEN』のほか、「衣動」というテーマを掲げた3輪ビークルの『05GEN』、「動く縁側」をコンセプトにデザインされた『06GEN』というコンセプトモデルの3台。そして『BOLT C-Spec』、『XSR900』という、クラシカルなイメージをモダンに表現した2台のモーターサイクル新製品が展示されている。

ヤマハからは、モーターサイクルに着想を得たエレキギターの『REVSTAR』をはじめ、サイレントギターの『SLGシリーズ』、コンパクトなシンセサイザー『reface』、エレクトリックバイオリン『YEV』という4点が並べられている。

開幕日の夜にはメディア関係者と招待客による懇親会が開催され、閉会時刻を過ぎても展示物に触れたり、操作する人が絶えなかった。この展示会は10月10日(月)までで、公開時間は11~18時。入場は無料。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る