アルピーヌ、日本でも復活 2018年上期より

自動車 ニューモデル 新型車
アルピーヌ ヴィジョン
アルピーヌ ヴィジョン 全 8 枚 拡大写真

アルピーヌは11日、コンセプトカー、アルピーヌ『ヴィジョン』を日本でも公開すると同時に、2018年より販売することを発表した。日本は、欧州以外での初めての輸出市場となる。

1955年にジャン・レデレが設立し、レースやラリーシーンで活躍したアルピーヌ。市販モデルでは『A110』や『A310』、『V6ターボ』などが有名だ。

今から約20年前に生産を終了してから今日までアルピーヌというブランド名での生産はされてこなかったが、「2017年から欧州でビジネスを開始し、徐々にほかの市場に展開する。日本は欧州以外で初めての輸出市場になる」とは、同社マネージングディレクターのミハエル・ヴァン・デル・サンテー氏の弁。日本への導入時期は、「2018年上期に投入を開始する」と述べる。

販売に関しては「現在アルピーヌディーラーとして、ルノーディーラーの中でも最も熱意があり、優秀なところと少数のネットワークを構築したい」と意向を示した。

生産はアルピーヌの本拠地、ディエップで生産される。この場所はアルピーヌのレースカーやロードカーが生産されてきた場所である。その性能は「ルノー・スポールで開発し、0-100km/hは4.5秒を誇る」という。パワートレインについてサンテー氏は、「ターボチャージャー4気筒エンジンで、DCTギアボックスを搭載する」。また、プラットフォームについてサンテー氏は、「アルピーヌ専用で、全く新しいもの。他のルノー車や日産車とは共用していない。しかし今後エンジンやプラットフォームなどは別のクルマに使う可能性もある」とした。

なお、まだ予約は受け付けておらず、価格もまだ決定はしていないという。ただし、「ディーラーネットワーク構築が終了する2017年上期に予約を受け付けたい。プレミアムカーなので、他のルノー車よりは高くなるだろうが、大幅に高くなることはない」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  6. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  9. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る