【福祉機器展16】モルテン、高度医療向けロボティックエアマットレス開発販売へ

自動車 ビジネス 企業動向
モルテンが開発したロボティックエアマットレス「レイオス」
モルテンが開発したロボティックエアマットレス「レイオス」 全 2 枚 拡大写真

広島市に本社を構えるモルテンは、東京大学大学院と共同開発したロボティックエアマット『レイオス』を披露。高度医療を行う集中治療室用のマットレスとして1月から約90万円で販売している。

同社はボールメーカーとして知られるが、自動車用ゴム部品も手がけており、主にマツダに納入している。そんな同社がボールを膨らます技術を活かして、1991年に床ずれ予防用エアマットレスを発売。以来、エアマットレスを通して、医療・福祉機器分野にも力を入れてきた。

そんな同社が最近開発したのが、今回披露した「レイオス」なのだ。その特徴はマットレスにセンサーが埋め込まれ、全身の体圧計測と体動の計測ができること。

「これによって、24時間体圧のデータが取ることができ、高い圧を検知した局所のデータをフィードバックして内圧を自動調整することで、常に最適な体圧への調整ができるわけです。また、患者の体動を把握することで、ベッドからの転落などの危険性も予知できます」と同社関係者は説明する。

もちろんリクライニングも可能で、その際にも身体のさまざまな部分の圧が最適になるように調整できる。また、マットレスの足元2カ所にあるフレッシュエアダクトから空気を取り込むことができ、身体とマットレスの間に生じる蒸れを緩和できるとのこと。このマットレスはすでに数カ所の病院で導入され、評判はなかなかいいようだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る