【MotoGP 第15戦日本】5回目の日本GP挑戦、中須賀は「Q2に残れるようプッシュする」

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中須賀克行
中須賀克行 全 5 枚 拡大写真

ツインリンクもてぎで開幕した2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。今年もワイルドカードで参戦する中須賀克行(YAMALUBE Yamaha Factory Racing Team)は初日のフリー走行を17番手で終えた。

今年からECUが統一のものになり、タイヤメーカーもミシュランに変更となるなど大幅な変化があったMotoGP。そんな中、各ライダーが今年仕様で初めて走るツインリンクもてぎでの1日だったこともあってか、非常に転倒が多いのが印象的だった。

その中で中須賀は来季以降のマシン開発も含めたテストメニューをきっちりとこなし、大きなトラブルなく合計で36周を走破。ベストタイムは2回目に1分47秒135を記録。トップのホルヘ・ロレンソから1.9秒遅れの17番手タイムとなった。

これでMotoGP日本グランプリへの挑戦は5回目。ファンや関係者からしてみると、ここでの参戦はおなじみの光景になりつつあるが、中須賀にとっては「1年に一度の参戦」ということもあり、走り出しは緊張していたとのこと。前日の夜もあまり眠れなかったという。

「1年で1回のMotoGPなので、朝のフリー走行は緊張しました。でも、2回目にかけて徐々に慣れてきて、タイヤ自体も決勝スペックを履くのは、これで2回目だったので、だいぶ馴染んできました。(レースウィークを)楽しんでいますが、この雰囲気に半分のまれています。5年経っても、1年に1回のこのピリピリ感は全日本にはないですね」

「明日に向けてはいい手応えもありますし、もう少し上まで行けたらいいなと思っています。(予選では)Q2に残れたらいいなと思っています。昨年が15番手でQ2に行けそうで行けなかったので、そこはプッシュしてチャレンジしていきたいなと思います」

もう一歩踏み込むことができなかったと、今日の出来については満足した様子ではなかったが、少なからず収穫もあった模様。明日は昨年果たせなかったQ2進出を目指すと語ってくれた中須賀。明日はどこまで上位に近づき、ポジションを上げていくのか。彼の走りから目が離せない。

《吉田 知弘》

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