【ボンネビルT100&ストリートカップ】気持ち昂ぶるバイク…トライアンフ野田社長

モーターサイクル 新型車
写真中央はトライアンフモーターサイクルズジャパン野田一夫代表取締役社長。
写真中央はトライアンフモーターサイクルズジャパン野田一夫代表取締役社長。 全 40 枚 拡大写真

トライアンフモーターサイクルズジャパンが開いた10月13日のメディアローンチにて、同社の野田一夫 代表取締役社長は、発表した2機種についてこう述べた。

まず、水冷SOHC4バルブ並列2気筒エンジン(排気量900cc)を新設計の車体に搭載した『ボンネビルT100』については、次の通り。

「販売の中核を担う最重要モデル。じつはトライアンフ社のオーナーが旧いモデルを探し出して購入し、デザインチームにこれを研究してつくりなさいと言って今回の完成に至りました。世界で愛されている伝統のスタイルにこだわりました」

そして、もう1台。ストリートレーサーのスタイルを採用した『ストリートカップ』については「スタイリッシュなアーバンスポーツモデルです。シート高が低く扱いやすいので、女性にも乗っていただきたいと思います」。

さらにこう続ける。「今回のクラシックシリーズに搭載される並列2気筒エンジンは、すべて270度クランクです。イギリスのツインモデルらしい鼓動感のある、運転していてアクセルを開けたくなる、気持ちが昂ぶるバイクになっています」。

「先代の空冷エンジンより18%もピークトルクを向上していまして、乗った感じを言いますと、アクセルを開けた途端にウイリーしそうなほど力強く立ち上がりまして、発進加速が素晴らしいです」

「そしてスタイリッシュなこのモデルたちですが、ぜひ楽しんでいただきたいのがカスタムです。購入していただいたあとも、100点以上のさまざまな純正アクセサリーを用意していますので、自分だけの1台をつくっていただきたいと思います」

「それからオシャレなバイクということで、ファッションも楽しんでいただきたい。バイクに乗っているときはもちろん、バイクから離れているときもトライアンフブランドを感じることができます。そういう思いを込めて、カジュアルウェアも数多くトライアンフでは用意しているのです。今回、私たちが着ているものもトライアンフのものになっています」

野田社長によれば「既存モデルも好調なセールスが続いている」とのことだ。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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