ヘルメット未着用で脳へのダメージ17倍…自転車の出会い頭衝突

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ヘルメット着用有無による後席子供ダミーの頭部損傷基準値(HIC)
ヘルメット着用有無による後席子供ダミーの頭部損傷基準値(HIC) 全 1 枚 拡大写真

JAF(日本自動車連盟)は、自転車同士の出会い頭衝突事故について検証を行い、その結果を10月14日よりホームページに公開した。

自転車は事故の際、頭部を地面などに強打して、致命的なケガを負う危険性がある。JAFでは、自転車の事故類型で一番多い「出会い頭衝突」を想定した実験を行い、その衝突の危険性を検証した。

検証では、母子3人乗り自転車(幼児2人同乗基準適合車)と男性が乗る自転車が出会い頭衝突(速度は20km/h)した際の頭部損傷基準値(HIC)をヘルメットの着用有無で比較した。なお、HICは幼児では570以上、成人では700以上で頭蓋骨骨折、700~2500になると死亡する可能性がある。

テスト結果は、後席子供ダミーの「ヘルメットなし」のHICが1万5951で、「ヘルメットあり」の949に比べて約17倍もの高い数値となった。

JAFでは、自転車に乗るときは、事故や転倒時の頭部の被害を軽減できるヘルメットを着用するよう、注意を呼びかけていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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