【ITS世界会議16】73カ国、1万1000以上が訪問---予想を超えた

自動車 テクノロジー ITS
閉会式では2017年はカナダ・モントリオール市で開催されることが紹介された(写真:ITSオーストラリア)
閉会式では2017年はカナダ・モントリオール市で開催されることが紹介された(写真:ITSオーストラリア) 全 15 枚 拡大写真

オーストラリアのメルボルンで5日間にわたって開催された第23回ITS世界会議2016が、14日閉幕した。今回は自動運転やビッグデータなどに加え、『スマートシティ』をテーマの下、当初目標を大きく上回る世界73カ国から1万1496人が参加する結果を残すこととなった。

ITS世界会議がオーストラリアで開催されたのは、2001年にシドニーで第8回が開催されたのに続く2回目。15年ぶりの開催となった。その間、時代と共に技術革新が進む中、メルボルンでは住みやすい都市と地域社会を強化する『スマートシティ』への取り組みが重視された。それはメルボルンが「世界でもっとも住みやすい都市」として過去に何度も評価されているからだ。

ITSオーストラリアの委員長であるブライアン・ニーガス氏は閉会式で、「我々は7000人が参加すると思っていたが、世界中からそれを大きく超える1万1400人以上が会議に出席したことを喜んでいる」と挨拶。

そして、「ITSは非常に多様な産業であり、73カ国から訪れた参加者たちによる多くの新製品、新たな協力や世界初の革新等が発表されるのを見ることができたことは大変素晴らしい。これらは、最新テクノロジー・プラットフォームを使ったデモンストレーションとして体験することもできたわけで、参加者はそこで得た素晴らしいアイディアを自国へ持ち帰り、革新的な解決へとつながっていくことを期待したい」と述べた。

次回の第24回ITS世界会議はカナダのモントリオールで、2017年10月29日~11月2日の日程で開催される。2017年はモントリオール市として375年目を迎える中、カナダにとっては建国から150年、万国博覧会開催から50年の記念すべき年となる。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る