美術館で森林鉄道の企画展…機関車など展示

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高知の美術館「藁工ミュージアム」で森林鉄道の企画展が行われている。実物の機関車も持ち込まれて展示されている。
高知の美術館「藁工ミュージアム」で森林鉄道の企画展が行われている。実物の機関車も持ち込まれて展示されている。 全 3 枚 拡大写真

高知市内の美術館「藁工ミュージアム」でこのほど、「AからZ(アートゾーン)で考える 高知の森林鉄道」と題した企画展が始まった。魚梁瀬森林鉄道など高知県内の森林鉄道にちなんだ展示が行われている。

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藁工ミュージアムによると、企画展では写真や地図模型、ジオラマなどを展示。「魚梁瀬森林鉄道を中心に、高知の森林鉄道と、それと共にあった人々の暮らしの様相」を紹介している。通常は馬路村で保存されている酒井工作所(現在の酒井重工業)製の森林鉄道用機関車も、中庭に持ち込んで展示している。企画展の開催期間は12月11日(火曜日休館)までの10~18時。観覧料は一般300円・高校生以下無料。

このほか、魚梁瀬森林鉄道の遺構探索ツアー(11月26日)や、同鉄道の遺構である加茂トンネルでのライブイベント(11月19日)なども、関連イベントとして行われる予定だ。

森林鉄道は木材を搬出するための鉄道。日本では、山間部の森林地帯で伐採した木を平地まで運ぶ鉄道として明治末期から全国各地で整備された。しかし、1960年代に入ると林道の整備に伴いトラック輸送にシフト。1975年までにほぼ全て廃止されている。

高知県も森林鉄道が多数敷設され、県内に張り巡らされた線路の総延長は740kmに及んだという。これは東京駅から東海道本線・山陽本線を西に進んだ場合、岡山駅までの営業距離(732.9km)に相当する。馬路村の魚梁瀬地区と太平洋岸の奈半利町までを結んでいた魚梁瀬森林鉄道(1964年廃止)は、現在もトンネルなどの遺構が多数残っており、2009年6月には森林鉄道初の重要文化財に指定された。

《草町義和》

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