伊アルカンターラ ボラーニョ会長「20年までに100%再生可能素材に切り替え」

自動車 ビジネス 企業動向
アルカンターラ社 アンドレ・ボラーニョ 会長兼CEO 会見
アルカンターラ社 アンドレ・ボラーニョ 会長兼CEO 会見 全 3 枚 拡大写真

イタリアの人工スエードメーカー、アルカンターラ社のアンドレ・ボラーニョ会長兼CEOは10月18日、都内で会見し2020年までに人工スエード『アルカンターラ』の素材を100%再生可能資源にする方針を明らかにした。

ボラーニョ会長は「現在、再生可能資源を原材料に用いる最先端の技術について検討を重ねている。一部に再生可能資源を利用したポリマー生産を2016年末までに開始する予定になっている。さらに2020年にはアルカンターラの素材は完全に再生可能資源を使ったものにする計画で進んでいる」と述べた。

現在、アルカンターラの素材としてポリエステルが70%、ポリウレタンを30%使用しているが、ボラーニョ会長は「まずポリエステルのうちの30%をバイオベースのものに置き換える。このバイオベースのポリマーは従来のものと変わらず実際に使えることを自社テストで実証しており、徐々にその比率を上げていく。またポリウレタンに関しては調査、研究結果を待っている段階」と説明した。

さらにボラーニョ会長は「十分な投資に行ってさらなるCO2排出削減を目指していく。その結果として環境への負荷を減らしていく」とも話していた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る