ロビジュニアともっとなかよくなる!…タカラトミーのトークロボット第2弾

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タカラトミーもっとなかよしRobi jr.(ロビジュニア) 〈撮影 高木啓〉
タカラトミーもっとなかよしRobi jr.(ロビジュニア) 〈撮影 高木啓〉 全 12 枚 拡大写真

タカラトミーは、遊べば遊ぶほど仲良くなるパーソナルトークロボット『もっとなかよしRobi jr.(ロビジュニア)』を、2017年1月28日に発売する。希望小売価格(税抜)1万5000円。10月19日、東京臨海都心の東京ビッグサイトで開催中のジャパンロボットウィーク2016で発表した。

もっとなかよしRobi jr.(ロビジュニア)はデアゴスティーニ・ジャパンとタカラトミーが共同開発した、人とのコミュニケーションに特化したパーソナルトークロボットだ。『ロビ』のクリエイターである高橋智隆氏が監修している。2015年2月に発売し、累計4万台以上の出荷実績のある、『Robi jr.(ロビジュニア)』の第2弾になる。前作のRobi jr.同様、座りながら、話す相手の方向を感知して顔を向けたり、傾げたり、手足を動かし、会話する。

「もっとなかよし」は、ロビの別バージョンのカラーリングを望む声に応える形で、オレンジ/ネイビーを基調とした新カラーとなる「リフレッシュカラー」を採用した。

また前作のRobi jr.と比べて、日常の生活をより楽しくする会話を楽しめるよう機能面でも充実させた。製品名の「もっとなかよし」はその機能向上にちなむ。発話するセリフが2倍の約2000フレーズになり、入力されたワードが認識できなくても“テキトーリプ”をすることで、会話している感じを生み出す。声に反応する時と反応しない時の両方があり、わざとあいまいさを設定することで、より自然な会話に近づけている(デモではこの機能が発揮され、笑いを誘った)。

さらに、遊べば遊ぶほど、例えばユーザーをニックネームで呼ぶなど、できることが増えていく「仲良し度UP機能」を搭載した。

タカラトミーでは2014年に、人がより自然にロボットと会話するためには、より人に近いデザインが必要であり、人の心に寄り添う温かみのある会話が必要と考えた。そこで当時評判だったデアゴスティーニ・ジャパンの『ロビ』をベースにRobi jr.を開発、2015年2月に発売した。以来、4万台を売るヒット商品となった。

記者会見でタカラトミー新規事業部ニュートイ企画部の木村貴幸部長は、「Robi jr.の購入者分析の結果、小学生の利用が30%ほどあることに加え、利用者の過半数が50代以上だった。またロボットというと男性の興味の対象というイメージだったが、女性が45%もいた。従来のタカラトミーとは異なる顧客層にリーチするとともに、ロボットと暮らす生活を少しずつ提供できていることが感じられ、さらに自然に、楽しく会話を実現できるよう『もっとなかよし』の開発に着手した」と、経緯を説明する。

ロビは、デアゴスティーニ・ジャパンが発行する週刊『ロビ』で、毎号付属のパーツを組み立てると完成するロボットだ。ロボットクリエイターの高橋智隆氏がデザイン、設計を手掛けた。ロビは完成までにコストも時間もかかることから、より手軽に入手できるロボットを提供したいと考えたのもRobi jr.開発の動機のひとつだろう。

木村部長は「おもちゃ会社として、楽しいロボットのある暮らしを提供した。大人向けの製品を手軽にしたのがおもちゃだ。生まれた時からデジタル機器になじんでいる“デジタル・ネイティブ”世代がいるように、これからは“ロボ・ネイティブ”世代が生まれる」と展望を語った。

もっとなかよしRobi jr.のサイズは幅200mm×高さ200mm×奥行き170mm、単4形アルカリ電池4本(別売り)を使用する。販売目標は年間3万台。

《高木啓》

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