アウディ、自動運転に関する新技術を発表

自動車 テクノロジー ITS
アウディA7スポーツバックがベースのテスト車両
アウディA7スポーツバックがベースのテスト車両 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディは10月18日、開始から1年が経過した「デジタル モーターウェイ テスト ベッド」の中間報告を行い、自動運転と「Car-to-X」通信に関する新技術を発表した。

デジタル モーターウェイ テスト ベッドは、ドイツ連邦交通デジタルインフラ省、バイエルン州、自動車およびサプライヤー業界、IT業界が共同で実施しているプロジェクト。

ニュルンベルク東からミュンヘン北間のアウトバーン9号線の数区間において、トランスミッターとセンサーが、車両と周囲の構造物や他の通行車両を接続。実際の交通状況における自動運転の安全性と利便性を引き上げることを目的に、新技術のテストを行っている。

今回、アウディはテスト開始から1年が経過し、自動運転とCar-to-X通信に関する新しいテクノロジーを発表。オンラインによる可変メッセージ交通標識が、大きな柱になる。

「Car2Infrastructure」と呼ばれる通信プロジェクトは、車両とオンラインによる可変メッセージ交通標識を接続。これらの標識は、たとえば速度制限、交通渋滞、車線制限といった情報を、モバイルネットワークを介してドライバーに警告する。

アウディのエンジニアは、最初のステップとして、地域によって大きく異なる表示システムの共通インターフェイスを開発。集められた情報は、モバイルネットワークを介してアウディ クラウドにアップロードされ、その後テスト車両に転送。アウディは、「この手法によって、安全な自動運転に欠かすことのできない最新の交通状況を、直接車両に送ることができる」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る