ロシア新車販売11%減…トヨタは18%増と回復 9月

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トヨタ RAV4
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欧州ビジネス評議会(AEB)は10月10日、9月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万5568台。前年同月比は10.9%減と、21か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。9月は2万2837台を売り上げ、前年同月比は5%増と、3か月連続で前年実績を上回った。販売の主力は『Granta』で、7815台。前年同月比9.1%減と、14か月連続で減少する。新型車の『ベスタ』は4375台と、販売増に貢献。

2位は韓国のヒュンダイで、8月と変わらず。その販売台数は1万4200台。前年同月比は6%減と、20か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が6498台。前年同月比は41%減と、7か月連続で減少した。新型SUVの『クレタ』は、5058台を販売。

3位は、引き続き韓国のヒュンダイ傘下のキア。9月は1万3398台にとどまり、前年同月比は17%減と、6か月連続で減少した。コンパクトカーの『リオ』が、9月のロシア最量販車の8014台。ただし、前年同月比は26%減と、4か月連続で減少した。

4位は、引き続きルノー。9月実績は、前年同月比1%増の1万0474台と、3か月ぶりに増加した。『ダスター』が、前年同月比2.2%減の3201台と、2か月連続で減少。『ロガン』は29.5%減の2547台と、19か月連続のマイナス。

5位はトヨタで変わらず。9月は8419台を販売。前年同月比は18%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。『RAV4』が2852台を販売。前年同月の3.2倍と大きく伸び、2か月連続で増加した。

6位は、引き続きフォルクスワーゲン。9月は7022台で、前年同月比は3%増と、4か月ぶりに前年実績を上回る。主力の『ポロ』が4383台を売り上げ、前年同月比は35.5%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

日産は7位で変わらない。9月は6556台にとどまり、前年同月比は1%減と、21か月連続の前年実績割れ。『キャシュカイ』が1657台。前年同月に対して、およそ1.7倍と8か月連続で増加した。

2015年のロシア新車販売は、160万1216台。前年比は35.7%減と、3年連続で前年実績を割り込んだ。2016年1-9月は、前年同期比14.4%減の102万0932台にとどまっている。

《森脇稔》

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