【ロボットウィーク16】10台のロボットを展示して取り組みの成果を強調…NEDO

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NEDOのブース
NEDOのブース 全 4 枚 拡大写真

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月19日に開幕した「ジャパンロボットウィーク2016」に出展。ブースを「サービス・ものづくり」「災害対応・インフラ維持管理」「生活支援」の3つに分け、ロボット事業について紹介した。

「今回は民間企業と共同で進めてきた開発プロジェクトの中で、これはと思う主要10台のロボットを展示しました。これらのロボットを見てもらって、NEDOの活動を多くの人に理解していただければと思います」とNEDO関係者は話す。

特に来場者の関心を引いたロボットは、災害対応ヒューマノイドロボット「HRP-2改」で、その形状から写真を撮る人が少なくなかった。このロボットは人が近づけない危険な場所で人と同じ作業ができるロボットだが、前モデルよりもさらに機能が強化されたという。腕と脚がそれぞれ10cm伸び、また関節軸構成の一部を変更して可動範囲が拡大、これによって作業能力が大きくアップしたそうだ。

生活支援のコーナーでは、座面が上下に動くロボット車いす「ロデム」を紹介。このロデムを使えば、ベッドから車いす、車いすからトイレへの移乗がスムーズにでき、転倒事故の心配が大幅に減るそうだ。「現在、デンマークの介護施設で実証実験を行っているところです。ゆくゆくは世界で販売していきたいと考えています」と開発を行ったテムザック関係者は話す。

そのほかにも、テレプレゼンス育児支援ロボットや重作業用パワードスーツ、労働不足を解決する多軸ロボットなどを紹介し、ホンダの歩行アシストも展示していた。このようにさまざまな分野のロボットが並んでいるので、ここに来れば、日本のロボットの現状が一目でわかると言っても過言ではないだろう。

10月21日には10時10分から東3ホールの会場内メインステージで「NEDOロボット・AIフォーラム」を開催する。このフォーラムでは産学界の第一線で活躍するキーパーソンがロボット、人工知能技術やビジネスの最新動向、今後の社会実装への課題などについて講演することになっている。

《山田清志》

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