【BMW 330e 試乗】3つの乗り味が楽しめる、おいしいPHEV…まるも亜希子

試乗記 輸入車
BMW 330e Mスポーツ
BMW 330e Mスポーツ 全 8 枚 拡大写真

スポーティさと上質さの抜群のバランスが『3シリーズ』の魅力だと思っていたが、この『330e』はひと味ちがった。

MAX eDRIVE(EVモード)とSAVEモード、そしてAUTO eDRIVE(HVモード)を切り替えると、別人のようにスパッと乗り味が変わるのに驚いた。

MAX eDRIVEは、とにかく速い。そして余裕たっぷりでグイグイとした加速が続き、スカッとするようなスポーツ感が楽しめる。

ところがSAVEモードにすると、とたんに軽快さが前面に出て、ステアリングもフワリとした軽さ。走行モードでエコプロを選ぶと重たいが、なんだか全身の力が抜けていくようなリラックス感でいっぱいだ。

そしてAUTO DRIVEでは、とてもなめらかで素直な挙動に変身。乗り心地も良く、スポーツモードを選んでもあまりゴツゴツしない、優しいスポーツ感だ。

気分によって、3つの乗り味が楽しめる330eは、もっといろんなシーンで乗りたくなるPHEVだった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
おすすめ度:★★★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo)』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。 現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2005-2012等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ 『運転席DEナマトーク!』他アップ中。

《まるも亜希子》

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