景色もへったくれもない! きりもみ飛行で極楽フライトのコツ [フォトレポート]

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「極楽パイロット」(10月20日試乗会)
「極楽パイロット」(10月20日試乗会) 全 32 枚 拡大写真

都心から1時間、JR中央線相模湖駅・中央道相模湖東ICから3km南に、2分間のきりもみ旋回ができる“飛行場”がある。さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの「極楽パイロット」だ。この操縦席から見えた、標高400m付近から見えた相模湖の景色とは……!?

富士急行は10月20日、この総工費4億円超え新型アトラクションの試乗会を実施(写真32枚)。記者たちは「財布、メガネ、携帯電話など、身につけているすべてのモノをロッカーへ」というスタッフの注意に促されながら、赤い機体12機がセットになった「極楽パイロット」に近づいていく。

操縦席へ乗り込み、シートベルトをカチッとやると、スタッフが近づいてくる。「頭上からハーネスがおりてきます」。耳のあたりから胸までこのハーネスでホールドされ、こう説明を加えた。

「左右の翼につくアームをしっかりグリップしてください。アームを左右交互に倒す、引くと操作すると、機体が回転し始めます。クルクルまわりたいひとは思いっきり翼に風をあてて、きりもみ旋回を楽しんで。“旋回狂”の人は、50回も60回もまわします」

「それでは離陸します」という合図とともに、「極楽パイロット」の“第2関節”が回転し始める。円盤を斜めに傾けた状態で回転し始めるので、相模湖上空へと上昇するときは、東京都心のビル群が、一気に下降するときは相模湖畔が見える。

そんな急上昇・急下降のGを感じながらの風景もつかの間。アームをグッと引いたり倒したりすると、揚力が生まれ、機体がクルクルと回り始める。こうなると、相模湖上空の景色もへったくれもない。湖畔、山々、青空が次々とひっくり返り、急降下中はきりもみ旋回で地上に落ちてしまう怖さも感じてしまう。

「風をあやつれ!」というキャッチコピーのとおり、この夏に登場したこのアトラクションは、「大空で風を操り、急上昇と急降下を味わいながら思いのままに回転飛行すれば、まさに極楽気分」(富士急行)を感じる。

「回転させるコツは、素早く翼を逆方向に動かすこと」という極楽パイロット。富士急行担当者は、「一度回転し始めたら、そのまま翼の角度を固定。うまくいけばぐるぐるとまわり続け、最高回転数は80回を超えるパイロットもいる」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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