豊田合成、形状を復元しやすいゴムの材料技術を開発

自動車 ビジネス 企業動向
形状が復元しやすいゴムの効果
形状が復元しやすいゴムの効果 全 2 枚 拡大写真

豊田合成は、高温で長時間にわたって力を加えても形状が復元しやすいゴムの材料技術を確立したと発表した。

ゴムは高温で長時間圧縮すると弾性が衰え、「永久ひずみ」が生じ、シール性能に影響を及ぼす。一方で、弾性の強いゴムは背反として伸びにくい硬いゴムになってしまうため、シール部品にした際、組み付けし難くなるなどの問題が発生する場合がある。

今回、熱に対する耐久性に寄与する薬品を新たに選定し、ゴムの配合設計を最適化することで、元の形状から4倍以上伸びる性能を持ちながら、形状が約2倍復元しやすいゴムの材料配合技術を確立した。

この技術によって、電気自動車やプラグインハイブリッド車、燃料電池車など、長期耐久性が求められる環境対応車に搭載するバッテリーユニットに用いられるシール部品の薄型化、軽量化、長寿命化に貢献するとしている。

今回開発した技術は日本ゴム協会が主催する「第71回ゴム技術進歩賞」を受賞している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  5. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る