【佐々木歩夢 インタビュー】ルーキーズカップチャンピオン…開幕戦の勝利が大きかった

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ダートトラックコースでトレーニング中の佐々木歩夢選手。ルーキーズカップを日本人で初制覇した若干16歳だ。
ダートトラックコースでトレーニング中の佐々木歩夢選手。ルーキーズカップを日本人で初制覇した若干16歳だ。 全 17 枚 拡大写真
前回に続き、MotoGPへの登竜門『ルーキーズカップ』を制した佐々木歩夢選手へのインタビュー。ダートトラックコースでのトレーニング中にへのインタビューに答えてくれた。今回は第2回目。

---:チャンピオンいけるっていう確信は、昨年の時点で持てたのですか?

佐々木選手:はい。1シーズン目のはじめは、アジアでチャンピオンを獲ってから行って自信があったのに勝てなかったので、モチベーションが下がりました。でも気持ちを切り替えて、終盤から表彰台に乗ることができるようになり、いい感じで1年目を終えることができたのが大きかったと思います。なので2年目に向けてトレーニングも充実していました。

---:シーズンを戦い抜くイメージもできたのですね。

佐々木選手:そうです。リズムが大切だなって思っていました。まず第1戦を勝って、自分がトップにいれるリズムをつくりたかったんですが、それができたのが良かったです。

---:開幕戦の勝利は重要だったと。

佐々木選手:いちばん大きかったと思います。

---:少し後戻りしますが、1年目のシーズン終盤で強さを出せるようになったのはどうしてですか?

佐々木選手:レース運びを掴みました。それまで(アジアカップ)は短かい周回数(12周)で、タイヤの消耗も気にせずただ攻めるだけでしたが、ヨーロッパ(ルーキーズカップ)に行ってからは周回数が増え(16~18周)、どうしても最後に疲れてきますし、タイヤも保たなくなってしまうことが前半戦は多くありました。スタートも中盤以降は上手くなり、トップ争いに混ざっていくことが増えました。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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