【スーパー耐久 第5戦】スリーボンド日産自大GT-Rが今季4勝目、待望の初チャンピオン獲得

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2016スーパー耐久第5戦決勝
2016スーパー耐久第5戦決勝 全 15 枚 拡大写真

2016年のスーパー耐久シリーズ第5戦「スーパー耐久 in OKAYAMA」の決勝レースが岡山国際サーキットで行われ、No.24スリーボンド日産自動車大学校GT-R(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)が今季4勝目を飾り、念願のシリーズチャンピオンを獲得した。

今回はST-X、ST-1、ST-2、ST-3クラスのグループ1のみでレースが行われ、昨日も安定した速さでポールポジションを獲得した24号車はエースの藤井誠暢が、スタートから後続を引き離し、約15秒のリードを築いて45周終わりにピットイン。中盤スティントを務めた内田優大も全くミスのない走りを見せ、藤井から引き継いだリードをさらに広げ、一時は30秒以上のアドバンテージを作った。

残り1時間10分を切った70周終わりに2度目のピットインを行い、今季何度も勝利に導く活躍を見せた平峰一貴がドライブ。彼もミスのない、今季の24号車らしい力強い走りを見せ、トップチェッカー。今季4勝目を飾り、最終戦を待たずに初のシリーズチャンピオンを決めた。2位にはNo.3 ENDOLESS・ADVAN・GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/峰尾恭輔)、3位にはNo.108 CARGUY(木村武史/織戸学/アフィック・ヤジッド)が入り、今回初参戦となったランボルギーニ『ウラカンGT3』が見事表彰台を獲得した。

24号車は2012年に近藤真彦監督率いるKODNO RACINGと日産自動車大学校がコラボレーションし参戦。学生たちの授業の一環としてメカニックやホスピタリティ業務など実際のレース現場に学生たちが関わりチームをサポート。ここまで着実にステップを重ね、見事シリーズチャンピオンを掴み取った。

決勝日は近藤監督も現地にかけつけ、レース後は3人のドライバーとチーム関係者、そして学生たちと勝利を分かち合っていた。またプロジェクト始動当初からエースドライバーとして関わってきた藤井は「今までレースで優勝しても泣いたことは一度もなかったんですが、今回は初めて涙が出ました。それだけ関わっている人数が多いし、(学生たちも)卒業生を入れたら数千人いるので、背負っているものがすごく大きかったので、それがジーンときました」と語っていた。

また1台のみのエントリーとなったST-1クラスはNo.777 D’Station Porche 991(星野敏/荒聖治)総合7位に入り、ST-2クラスはNo.20 RSオガワADVANランサー(下垣和也/松本武士/近藤説秀)が今季初優勝。終始トップ争いに絡んでいたNo.6 新菱オートDIXCELエボX(富桝朋広/菊池靖/大橋正澄)が終盤アクシデントに見舞われ脱落。これで2位に入ったNo.59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/檜井保孝)が最終戦をチャンピオンを決めた。

ST-3クラスは序盤から速さをみせたNo.38 MUTA Racing TWS IS350(堀田誠/阪口良平)が優勝を飾り、そのままクラスチャンピオンを獲得した。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る