11地域でタクシーの下限運賃を引き下げ

自動車 社会 行政
タクシー(イメージ)
タクシー(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、タクシー公定幅運賃を見直すと発表した。

タクシー運賃は、公定幅運賃制度の導入によって下限割れ運賃を設定しているタクシー車両は徐々に減少しており、国交省では過度な運賃競争が是正されているとしている。

こうした状況や、大阪高裁で確定したタクシー運賃変更命令差止請求訴訟に対する判決趣旨を踏まえ、タクシー利用者の利便性向上の観点から、下限割れ事業者が存在する地域で、下限割れ事業者の経営実態を考慮、下限運賃を見直した。

下限運賃を見直す地域は、6月30日時点で下限割れ事業者が存在する札幌、青森、名古屋、知多、大津、湖南、京都、大阪、神戸、徳島、福岡の11地域。

上限運賃は現状の運賃を据え置く。札幌、青森、大津、京都、大阪、神戸、徳島の7地域は、下限運賃を10~40円引き下げる。知多、湖南は、見直しを実施した結果、下限運賃が引き下がらなかったため、現行の下限運賃を据え置く。

名古屋、福岡は今後、運賃改定(運賃値上げ)を予定していることから、運賃改定の下限運賃算出時に下限割れ事業者の運賃原価も考慮しながら設定する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. BMW『X5』次期型のデザインが判明! トヨタと共同開発の水素エンジンなど搭載
  4. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
  5. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る