タカタ製エアバッグのリコール、ホンダの修理完了率はほぼ5割に…米国

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ホンダシビックとアコード
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米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は10月上旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、ホンダ車の最新の修理状況を公表した。

今回のリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、火災や乗員が負傷するおそれがある。

今回のNHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールにおいて、ホンダ車は749万6214個の交換作業を終えた。修理完了率は、リコール対象全体の45.53%。8月中旬の時点では、修理完了率が39.9%だったから、ほぼ5割に近づいたことになる。

749万6214個の内訳は、運転席側のエアバッグが、453万4454個。助手席側のエアバッグが、296万1760個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が53.5%、助手席側が37.1%」と発表している。

《森脇稔》

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