天然ゴム生合成のナゾ---住友ゴムと東北大学が共同研究成果を発表

自動車 ビジネス 企業動向
住友ゴムと東北大学、天然ゴム生合成機構に関する共同研究成果
住友ゴムと東北大学、天然ゴム生合成機構に関する共同研究成果 全 1 枚 拡大写真

住友ゴム工業は、10月25日に開幕したIRC 2016 Kitakyushu「国際ゴム技術会議 北九州」にて、パラゴムノキにおける天然ゴム生合成機構に関する、東北大学との共同研究成果を発表した。

タイヤなどゴム製品に使用される天然ゴムは、ポリマーの一種であり、熱帯地域で栽培されるパラゴムノキなどによって生合成されている。天然ゴムの構造は、cis-1,4-ポリイソプレンを主骨格として持つことは知られているが、どのように生合成されるのかは解明されていなかった。また、天然ゴムの生合成に関与するタンパク質の存在はいくつか報告されていたものの、その機能を直接確認できたものはなかった。

今回の研究では、試験管内で直接天然ゴムの生合成が可能か確認することに取組んだ。東北大学と連携し、ゴム合成タンパク質の機能評価のための技術開発を進め、ゴム粒子を用いたタンパク質機能評価方法の開発に成功。天然ゴム合成においては、「Hevea rubber transferase 1(HRT1)」「Rubber elongation factor(REF)」「HRT1-REF bridging protein(HRBP)」と呼ばれる3つのタンパク質が重要であるということがわかった。

また様々な検証より、各タンパク質のゴム合成での役割は、「HRT1」はゴム重合を行うタンパク質、「HRBP」は「HRT1」と天然ゴムの蓄積場である膜粒子との結合を補助するタンパク質、「REF」は膜の粒子の安定性に関わるタンパク質であると考えられる結果が得られた。

今回の研究成果により、パラゴムノキの高生産品種選定や植物体以外でのゴム生産といったさまざまな分野での応用が期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 初代より軽い? 次期スズキ『アルト』は500kg台が目標
  2. ホンダ『ZR-V』と『シビック』の1万4730台をリコール、座席が保安基準に不適合
  3. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
  4. 見えない死角を一掃! 駐車も後席確認もラクになる「サポートミラー」[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る