酔い潰れた客を路上に放置して事故を誘発、タクシー運転手を逮捕

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今年8月、宮崎県都城市内の市道で、酒に酔い潰れて車道で寝ていた38歳の男性が軽乗用車にはねられて死亡した事件について、宮崎県警は24日、この男性を路上へ放置して立ち去ったとして、67歳のタクシー運転手の男を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。

宮崎県警・都城署によると、問題の事故は2016年8月27日の午前2時すぎに発生している。都城市高木町付近の市道(片側1車線の直線区間)で、酒に酔い潰れて車道で寝ていた38歳の男性に対し、進行してきた軽乗用車が衝突。男性は全身を強打し、外傷性ショックが原因で死亡した。

事故の数時間後、市内のタクシー会社に勤務する67歳の男が出頭し、「繁華街で乗せて高木町付近まで走ったが、客が酒に酔い潰れて起きないので道路に寝かせて立ち去った」などと申告。事故を起こしたクルマの運転者から事情を聞いたところ、男がタクシーから降ろしたとされる場所に近いことが判明した。

警察では男から任意で事情を聞いていたが、「男性を路上に放置したことが結果として事故を誘発した」と判断。男を保護責任者遺棄致死容疑で24日までに逮捕している。

聴取に対して男は「体を揺さぶっても起きなかった。タクシーから降ろせば目を覚ますだろうと思った」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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