三菱自、通期純損益は2396億円の赤字に

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池谷光司副社長
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三菱自動車工業は10月28日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月期)連結決算と通期の業績予想を発表した。19日に下方修正値を発表していた通期の純損益は2396億円の赤字(前期は726億円の黒字)と公表した。最終赤字は8期ぶりとなる。

通期予想では為替の見直しや、リコール費用の追加計上などで営業損益も赤字になるほか、燃費不正で顧客への賠償など計1750億円の特別損失を計上した。営業損益は276億円の赤字(前期は1384億円の黒字)予想としている。

4~9月期は、世界販売が国内の落ち込みなどによって前年同期比13%減の43万6000台となった。円高による影響やリコール費用の追加などにより営業損益は316億円の赤字(前年同期は584億円の黒字)、また純損益は2196億円の赤字(同521億円の黒字)だった。

会見した池谷光司副社長は「下期については40億円の営業利益を確保する計画だ。上期よりも販売台数を伸ばし、何としても黒字化を達成していきたい」と述べた。

《池原照雄》

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