銀色つばさ、10月29日ラストラン…ケン・オクヤマ色に

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山形新幹線E3系
山形新幹線E3系 全 14 枚 拡大写真

奥羽線の山深い道、板谷峠を鈍いシルバーの車体色で彩った山形新幹線「E3」系が10月29日のラストランで最後をむかえる。「現在15編成配備されるなかの、最後のシルバー1編成がL63編成。ラストランのあと、現行の標準カラーに変更される」(JR東日本仙台支社)。

銀色E3系は、山形新幹線(福島~山形間)の開業にあわせて1992年に登場。1000番代・2000番代のあわせて15本が登場したが、最も古いL51、L52編成がすでに廃車。0番代の赤い「こまち」用車両から2本を捻出し、現在も15本で運用している。

唯一の銀色L63編成は、10月29日のラストラン後、「塗装を落とし、ラッピングではなく新たにカラーを塗り直す」という。山形の県鳥「おしどり」をモチーフにした現行デザインは、あのケン・オクヤマ(奥山清行)氏。仙台支社はこの新色についてこう伝えている。

「先頭部を取り巻く印象的なラインとその深い紫色は、鳥類で最も美しいと言われる紫色の飾り羽根をもつ山形の県鳥『おしどり』をモチーフに。また、帯には県花である『紅花』の生花の鮮やかな黄色を基調に、染料に加工されるにつれ赤色へ変化。『紅花』の色の移ろいを先頭部に向けてグラデーション。蔵王の雪の白をバックに、これらの色と形を通して山形の彩り豊かな自然の恵みと新幹線の持つ躍動感を表現した」

10月に入ると、東京駅や山形駅などで、L63編成にカメラやスマホを向ける人たちの姿が多くあった。10月29日のラストランは、新庄から仙台へ、福島駅でスイッチバックして行く「V字運転」のパッケージツアー。仙台支社は、「好評いただき、完売」と話していた。

《レスポンス編集部》

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