【NAGOYA CLASSIC CAR MEETING 16】ダットサンの系譜…トラックからフェアレディ、ブルーバードまで

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1958年 ダットサン トラック
1958年 ダットサン トラック 全 43 枚 拡大写真

23日、愛知県豊田市豊田スタジアムで行われた「NAGOYA CLASSIC CAR MEETING」では、歴代ダットサンブランドの旧車も数多く集まった。その一部を紹介しよう。

真っ青なボディカラーが鮮やかだったのは、主催者でもある「クラシックカーナゴヤ」から出展された1958年式ダットサン『トラック』。同ブランドの4代目に当たる220型で、直列4気筒988ccエンジンを搭載。フロントフェンダー上にある方向指示器が時代を感じさせる。

このトラックの主要部品の多くを共用して造られたのが、初代310型系(1959年~1963年)の『ブルーバード』。ここに来ていたのはその後期型であるP312型で、オーナーは部品をヤフオクなどで入手しながらレストアしているという。なかなか綺麗(きれい)にまとまった個体だった。3代目に当たるのは1972年式の「1600GL」。”スーパーソニックライン”のスタイルなどで大きな成功を収めた510型系の最終型だ。続く4代目610型系の「ブルーバードU」シリーズからはセダンとハードトップの「SSS」が並んでいた。

同じくトラックのシャーシを流用したのは、2代目SP310型『フェアレディ』。2台あった「1500」は、左向きの後部座席が備わる3人乗りという希少モデルだ。そしてSR311型の「2000」も。145馬力を発生し、国産初の200km/hオーバーカーとなった同シリーズ最強モデルだ。輸出仕様の左ハンドル車もあり、共にグッドコンディションであった。

『フェアレディZ』で目立っていたのは、1970年式の「432」。『スカイラインGT-R』と同じS20型エンジンを搭載した高性能モデルだ。ボディをブラストで総はく離し、できる限り新しい部品を調達して仕上げたという。また、L24型エンジンを搭載し”Gノーズ”やオーバーフェンダーで武装した「フェアレディ240Z-G」も純正にこだわって仕上げられ、好印象だった。

真っ赤に再塗装された1972年式の『サニー』クーペGXは、通常の1速のシフト位置がバックとなるローバック5速に換装して「GX5」仕様に。オーバーフェンダーに13インチのハヤシの深リムできめていた。

《嶽宮 三郎》

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