アウディ営業利益、排ガス問題で43%減 第3四半期決算

自動車 ビジネス 企業動向
アウディの3.0リットルV6TDI搭載車(米国仕様)
アウディの3.0リットルV6TDI搭載車(米国仕様) 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは10月28日、2016年第3四半期(7~9月)の決算を公表した。

同社の発表によると、ランボルギーニやドゥカティを含めたグループ全体の売上高は、138億8300万ユーロ(約1兆5970億円)。前年同期の139億1100万ユーロに対して、0.2%のマイナス。

また、第3四半期の営業利益は、6億3200万ユーロ(約727億円)。前年同期の11億1000万ユーロに対して、43%もの大幅減益となった。

大幅な減益となったのは、ディーゼルエンジンの排ガス不正問題の影響。アウディが開発を主導し、フォルクスワーゲングループ車に広く搭載されている3.0リットルV型6気筒TDIエンジン搭載車のリコール(回収・無償修理)や訴訟などに備えた特別費用を計上したことが、収益を圧迫する要因に。

アウディブランドの2016年第3四半期の世界新車販売は、45万5613台。前年同期比は2.2%のプラスだった。アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「厳しい状況にあるが、販売台数の増加は、アウディのラインナップの魅力を示すもの」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る