国土交通省は、東日本大震災の復興に向けて整備している復興道路と復興支援道路の約9割が開通する見通しになったと発表した。
東日本大震災からの復興に向けたリーディングプロジェクトとして整備している復興道路、復興支援道路は550kmある。2016年度第2次補正予算により2020年度に開通する三陸沿岸道路・侍浜IC~階上IC、田野畑北IC~普代村、2020年度開通予定の宮古盛岡横断道路・蟇目~腹帯地区、川井~箱石地区など、8区間・延長約65kmの開通見通しが新たに確定した。これにと伴って開通または開通予定を公表済みの区間が503kmと、全体の約9割となった。
国交省では、復興道路、復興支援道路の開通見通しが明らかになることで、企業立地や民間投資促進が期待され、復興まちづくりを支援するとしている。
また、今回の開通見通し公表区間には、8月の台風10号により被災した現道に並行する3区間22kmが含まれており、台風10号による被災地を支援するとしている。