コネクテッドプリウスで実現するサービス…トヨタ モビリティサービス・プラットフォーム

自動車 テクノロジー ネット
トヨタ自動車のコネクティッドカンパニー プレジデント 友山茂樹氏
トヨタ自動車のコネクティッドカンパニー プレジデント 友山茂樹氏 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車のコネクティッドカンパニー プレジデント 友山茂樹氏が、1日、同社の「Connected戦略」に関する記者発表が行われた。この中で、次期『プリウス』にサービスを開始する予定というポケットPHVに関する発表も行われた。

【画像全6枚】

ポケットPHVは、DCM(データ通信モジュール)を搭載したプリウスをスマートフォンの専用アプリで、充電状況を確認したりエアコンのリモート制御を可能にしたりするサービスだ。他にも充電スポットの検索なども可能だ。

スマートフォンからの操作や指示は、直接車に飛ばすわけではない。また、モバイル回線からインターネットを経由したサービスプロバイダーのサービスとも違う。ポケットPHVアプリは、トヨタスマートセンターと呼ばれる専用のクラウドプラットフォームにつながり、そこからDCMのモバイル回線を経由して車に指令を送る。この経路はWebやインターネットから直接見えないようになっているので、アカウント情報(パスワードによる認証)だけでインターネットを利用した類似のサービスよりは安全といえるだろう。

トヨタは、ポケットPHVのサービスを新車契約から3年間は無料で利用できるようにするという。4年目からの料金体系は年間12000円(1000円/月)を想定しているという。

トヨタスマートセンターは、DCMを搭載したコネクテッドカーからさまざまな情報を収集することができる。例えばエンジンの状態や自己診断の情報から、故障や異常を走行中にドライバーに通知し、オペレーターに連絡して最寄りのディーラーに修理依頼をしたり、診断データを共有したりすることが可能になる。故障や異常を検知する前でも、バッテリーの消耗や温度変化の部位などから故障予測・予知も不可能ではない。

トヨタは、コネクテッドカーとそのビッグデータを集約するトヨタスマートセンター、その上で各種サービスを実現するサービスプラットフォームを活用することで、ポケットPHVのようなサービス、走行中の危険回避、ロードサービスやメンテナンスの効率化、点検のレコメンドやサービス予約などの顧客サービスの向上につなげていく予定だ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『アルトワークス』復活なるか!? 軽スポーツ復権への期待
  2. BMWの新点火技術「Mイグナイト」、今夏から全てのM直列6気筒エンジンに搭載
  3. フィアット『トポリーノ』、「スポーツ スペシャルエディション」欧州発表…1958年の伝説的モデルに着想
  4. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  5. 政府のガソリン補助金、9月からレギュラー1リットル175円案浮上[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  3. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
  5. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
ランキングをもっと見る