スバル富士重、営業益26.9%減…世界販売5期連続過去最高も円高影響 中間決算

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スバル・フォレスター改良新型
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富士重工業(スバル)は11月2日、2016年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は1兆5777億円(前年同期比-1.5%)、営業利益は2085億円(-26.9%)、経常利益は2278億円(-20.1%)、純利益は1638億円(-15.2%)だった。

スバル車の全世界販売台数は、前年同期比8.4%増の51万2000台。国内販売では、軽自動車が前年を下回ったものの、登録車では『フォレスター』などが順調だったことから、同2.3%増の6万8000台となった。海外販売では、北米を中心に『レガシィ/アウトバック』が好調に推移し、同9.4%増の44万4000台となった。北米販売台数は8期連続、全世界販売台数および海外販売台数は5期連続で第2四半期累計期間として過去最高となった。

連結売上高は、販売台数の増加があったものの、為替変動の影響などにより、同1.5%減の1兆5777億円と減収。損益は、販売台数の増加や原価低減の進捗などにより、エアバッグインフレータに起因する品質関連費用を中心とした諸経費や試験研究費の増加を吸収したものの、為替変動が影響し、営業利益は同26.9%減となる2085億円となった。経常利益は同20.1%減の2278億円、当期純利益は同15.2%減の1638億円となった。

通期連結業績見通しは、為替変動の影響を織り込み、下方修正。売上高は3兆1800億円(前回予測比-100億円)、営業利益3730億円(同-270億円)、経常利益3970億円(同-130億円)、純利益2780億円(同-70億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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