マツダ、通期営業利益予想を1500億円に下方修正

自動車 ビジネス 企業動向
丸本副社長 《撮影 池原照雄》
丸本副社長 《撮影 池原照雄》 全 1 枚 拡大写真

マツダは11月2日、2017年3月期の第2四半期累計(4~9月期)連結決算を発表するとともに、通期の業績予想を下方修正した。営業利益は従来予想より200億円少ない1500億円(前期比34%減)とした。

4~9月期は為替の円高が648億円の減益要因となり、営業利益は前年同期比30%減の883億円となった。国内販売が苦戦するなかで世界販売は1%増の77万5000台と堅調だった。純利益は37%減の561億円。

通期では世界販売を155万台(前期比1%増)としており、期首計画を維持した。一方で前提為替レートは1ドル104円と従来比6円の円高方向に見直し、為替変動による通期営業利益の減益要因は1230億円を見込んだ。純利益予想は従来比で150億円下方修正の1000億円(前期比26%減)に見直した。

記者会見した丸本明副社長は業績予想について、「今期の為替変動は1ドル80レベルだった2010年当時に匹敵する大きさだ。1230億円の減益影響が出るなかで1500億円レベルの営業利益が稼げることは、収益力がついてきたかなと感じている」と、評価した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. インフィニティの最上位SUV『QX80』に初の「スポーツ」グレード登場
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る