フォード世界販売、4%減の159万台…アジア太平洋は3割増 7‐9月

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米国の自動車大手、フォードモーターは10月27日、2016年第3四半期(7~9月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は153万台。前年同期の159万6000台に対して、4%のマイナスだった。

市場別では、北米が68万7000台にとどまる。前年同期比は11%減と、2桁のマイナス。これまで好景気が続いてきた米国だが、新車販売は後退局面に入ったとの見方が強い。

南米は、8万9000台。前年同期比は13%減と2桁の落ち込み。景気悪化の影響を受けており、ブラジルでは主力コンパクトカーの『フィエスタ』の販売が不振だった。

欧州は32万台を販売。前年同期比は15%減と、こちらも2桁の減少。乗用車の販売の落ち込みを、商用車が補う。中東およびアフリカは、3万6000台。前年同期比は14%のマイナス。

一方、アジア太平洋地域では、39万8000台を販売。前年同期に対して、30%増と大きく伸びた。これは、中国市場の好調によるもの。小型車に対する減税の効果で、販売を伸ばしている。

《森脇稔》

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