テスラの急速充電「スーパーチャージャー」、課金プログラム導入へ

エコカー EV
テスラモーターズ イーロン・マスクCEOとテスラスーパーチャージャー
テスラモーターズ イーロン・マスクCEOとテスラスーパーチャージャー 全 1 枚 拡大写真

米国のEVメーカー、テスラモーターズは11月7日、独自の急速充電ネットワークの「スーパーチャージャー」に2017年1月から、課金プログラムを導入すると発表した。

2012年、テスラは長距離ドライブをより便利にするため、世界最速の充電ネットワーク、スーパーチャージャーの展開を開始。現在、米国、欧州、日本、中国を含む世界各地に4600基を超えるスーパーチャージャーを設置し、16万人以上の顧客が利用している。

スーパーチャージャーは本来、長距離ドライブを可能にするのが目的。外出時にも便利でシームレスに無料で充電ができるよう、設計されている。すべてのオーナーにスーパーチャージング エクスペリエンスを提供するため、2017年1月1日より、従来の無料提供に加えて、課金プログラムを開始。テスラがネットワークに再投資できるようになることで、その成長を促進していく。

今後もすべての車両に、スーパーチャージャーを利用するために必要なハードウェアは、標準装備。新しいプログラムとして、2017年1月1日以降に注文されたテスラ車には、毎年400 kWh (約1600 km) 分のスーパーチャージャー利用クレジットが標準で含まれる。それ以上、利用する場合に、少額の費用が課金されるようになる。料金は、時期や地域の電気料金によって異なるが、同クラスのガソリン車の給油費用よりも安く設定される予定。詳細は年内に発表される。

なお、すでにテスラ車を所有している顧客や、すでに注文した顧客、2016年末までの注文分には、このプログラムは適用されない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のスラントノーズ復活か? ボルシェ 911 が「フラッハバウ」導入へ
  2. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【プジョー 3008 新型試乗】いかにもプジョーな乗り味、室内は心地よい「異次元空間」…島崎七生人
  5. ポルシェが新型車を予告、『911』シリーズの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る