駅の段差解消86%、バリアフリー車両は65.2% 2015年度末

鉄道 企業動向
大手町駅ではバリアフリー設備の新設や改良を行う大規模改装工事を実施している。画像は東西線西改札前の空間の最終完成イメージ。
大手町駅ではバリアフリー設備の新設や改良を行う大規模改装工事を実施している。画像は東西線西改札前の空間の最終完成イメージ。 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、2015年度末(2016年3月末)の「鉄軌道駅における段差解消への対応状況等」と「鉄軌道駅における内方線付き点状ブロック等の整備状況」をまとめた。

段差解消への対応状況によると、1日当たりの平均利用者数3000人以上の鉄軌道駅全国3542駅のうち、2015年度末時点で段差が解消されている駅は3045駅で、達成率86.0%と、前年度より約1.2ポイントアップした。バリアフリー法では、これら3542駅で2020年度までに原則バリアフリー化することを目標としている。

JR旅客会社6社の1日当たり平均利用者数3000人以上の1205駅で段差が解消されているのは1069駅で、達成率は88.7%。大手民鉄15社の1177駅のうち、段差が解消されているのは1133駅で達成率は96.3%。地下鉄10社局の623駅は100%段差を解消している。

また、内方線付き点状ブロックの整備状況によると、1日当たりの平均利用者数が1万人以上の駅での内方線付き点状ブロックが整備されている駅は1638駅で、達成率は76.9%と、前年度より約7.4ポイント増加した。

2015年度末の鉄軌道車両のバリアフリー化設備整備状況は、事業用鉄道車両5万2346両のうち、移動円滑化基準に適合している車両は3万4140両で65.2%。1万1523編成のうち、車いすスペースのあるのは8150編成となっている。

《レスポンス編集部》

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