【インドネシアモーターサイクルショー16】どのブランドもスポーツイメージやプレミアム感覚を訴求

モーターサイクル エンタメ・イベント
ホンダCB500Fのカスタマイズモデル
ホンダCB500Fのカスタマイズモデル 全 13 枚 拡大写真

インドネシア・ジャカルタ市内の見本市会場、ジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で11月2~6日、「インドネシアモーターサイクルショー2016」(IMOS2016)が開催され、会期中の入場者が9万人を超す盛況を見せた。

【画像全13枚】

注目を集めたのは、スズキがワールドプレミアした『GSX-R150』と『GSX-S150』、ホンダの『CBR250RR』といったグローバルスポーツモデル、ヤマハがワールドプレミアしたスポーティスクーター『AEROX155』(アエロックス155)など。アンダーボーンフレームモデルからスクーターへのシフトが顕著な同国市場だが、早くも新たな付加価値を訴求する段階に来ていることを印象づけた。

GSX-R150は10月のインターモト(ケルン)でワールドプレミアした『GSX-R125』の姉妹モデル。フレームや基本メカニズムは共通で、排気量やチューニング、それに細かな装備が若干異なる程度。いっぽうネイキッドタイプのGSX-Sとしては初登場だ。ホンダCBR250RRはすでにインドネシアで発表済みだが、今回も注目度は抜群。展示車両には人だかりが絶えることがなかった。

ホンダではこのほか、11月中に発売するアンダーボーンフレームの新モデル『SUPRA GTR150』(スープラGTR 150)をベースにしたコンセプトモデルを展示。アドベンチャーモデルの装備を満載し、シティコミューター以上の付加価値をアピールした。また『CB500F』をベースにしたカスタマイズモデルも展示。これは社内で描かれたデザイン画をもとに、外部のカスタムショップが仕立てたものだという。

ヤマハはラインナップのスクーターへの傾注を鮮明にしつつ、同時に環境技術や保守・点検サービスプログラムの進化と充実をアピール。初登場のアエロックス155は排気量155ccで、ショー開幕直前にマレーシアで『NVX155』の名でワールドプレミアされた。『NMAX』のフレームやメカニズムをベースに、スポーティなスタイリングと装備をあしらったモデルだ。

カンファレンスで『Ninja650』をメインに紹介したカワサキは、『Ninja250』や『Z250SL』などのコンパクトスポーツを多数並べた。市場のスポーツモデルにたいする興味の拡大に応える展示内容だった。

インドのTVSは、2月のデリーショーで公開したコンセプトモデル『AKULA310』(アクラ310)にふたたびスポットライトをあてた。その理由は、これが同社のインドネシア生産拠点、西ジャワ州のチカランで作られることになるプレミアムスポーツモデルを予告するものだから、とのこと。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る