【F1 ブラジルGP】赤旗連続のレースはハミルトンが勝利、チャンピオン決定は最終戦へ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2016F1ブラジルGP
2016F1ブラジルGP 全 8 枚 拡大写真

2016年のF1第20戦ブラジルGPの決勝が13日、サンパウロのインテルラゴスサーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。チャンピオン決定は最終戦に持ち越されることになった。

ニコ・ロズベルグ(メルセデス)の初のチャンピオン獲得に注目が集まった今週末だが、フリー走行からハミルトンが先行。予選でも通算60回目のポールポジションを獲得した。

しかし、決勝は一転して大雨となり、決勝グリッドに着く前にロマン・グロージャン(ハース)がクラッシュし早くも戦線離脱を余儀なくされることに。安全面を考慮しセーフティカー先導でスタート。7周を終えたところでグリーンフラッグが振られレースが始まるが、直後からスピンする車両が続発。12周目に起きたマーカス・エリクソン(ザウバー)のクラッシュのためセーフティカーが導入される。17周目に再スタートが切られるが、今度はキミ・ライコネン(フェラーリ)がメインストレートでクラッシュし再びセーフティカー導入。そのまま赤旗中断となった。

約30分の中断を経てレースが再開されるが、悪天候を考慮し再び赤旗になるという大波乱の展開。レース開始から約2時間が経過したところで再開されるが、中盤以降もアクシデントが絶えず、セーフティカーはスタートからの先導時を含め計5回。今期一番の荒れたレース展開となった。

そんな中、粘り強くレースをリードしたのはポールポジションのハミルトン。後続を寄せ付けない走りでトップチェッカーを受け、今季9勝目、通算52勝目を飾った。2位にはロズベルグ、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入った。

これでロズベルグとハミルトンとの差は12ポイントとなり、最終戦アブダビGPでチャンピオンが決定することになる。

マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが10位に入り1ポイント獲得。ジェンソン・バトンは16位に終わった。

2016F1ブラジルGP決勝結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
4.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
5.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
6.カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
8.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
9.フェリペ・ナスル(ザウバー)
10.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)


16.ジェンソン・バトン(マクラーレン)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る