内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の1テーマである「SIP自動走行システム(SIP-adus)」は11月15日、欧・米・アジアパシフィックの専門家と自動運転の取り組みを共有するワークショップ「第3回 SIP-adus workshop 2016」を開催した。
オープニングセッションに続いて、各国の実証実験の取り組み状況について、座長のITSジャパン専務理事 天野肇氏がモデレーターとなり報告が進められた。
日本における実証実験の取り組み状況については、SIP-adusメンバーであるトヨタ自動車の南方真人氏から報告された。これまでの活動から選択された5つのテーマ(ダイナミックマップ、ヒューマン=マシンインターフェイス、インフォメーションセキュリティ、歩行者事故削減、次世代交通)に加えて、社会認知向上活動もテーマとして追加された。
これらの実証実験は、2017年1月の活動開始に向けて準備が進められるとのことだ。終了は、2019年2月が予定されている。