ルネサス、自動運転の中核となる高速ネット規格の適合性を実証

自動車 テクノロジー ネット

ルネサス エレクトロニクスは、イーサネット タイム-センシティブ ネットワーキング(TSN)のプラグフェスタで、世界で初めてフレーム割り込み処理に関する規格遵守性と相互接続性を実証した。

イーサネットTSNは現在、IEEE802.1のTSNタスクグループにより規格化が進められており、同グループは、イーサネット上の決定的通信(遅延時間を保証し、データ消失のない、信頼性の高い通信)を、車載・産業通信の両用途で実現することを目指している。

TSN規格は現在、車両内ネットワークなどで等に導入が進んでいるイーサネットAVB規格を拡張したもので、時刻同期、転送制御、割り込み優先制御、入力データ量統制などが特徴。これらによりイーサネットTSN規格は、自動運転の実現に向けた車載用途、インダストリー4.0の実現に向けた産業用途に対応可能な高速ネットワーク技術の実現に寄与する。

ルネサスは、車載・産業向け両方のネットワークに対応したイーサネットTSNのデモを開発し、11月17日からドイツのミュンヘンで開催される「オートモーティブ ネットワークス」と、11月22日からドイツのニュルンベルグで開催される「SPS IPC Drives」に出展する。

車載向けTSNのデモは、ルネサスの想定する将来の車載ネットワークに対応して構成する。デモはCAN通信メッセージをイーサネット上でトンネリングした上で、さまざまなTSNの特徴を切替えながら確認できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る