ホンダ 八郷社長、「合弁2社のラインナップ拡大で好調に」…中国の快走

自動車 ビジネス 海外マーケット
ホンダ 八郷社長
ホンダ 八郷社長 全 3 枚 拡大写真

ホンダの八郷隆弘社長は、過去最高ペースの販売が続く中国事業について「合弁2社でラインナップに共通性をもたせて広げたことが好調につながってきた」と指摘した。

11月21日にメディア各社とのインタビューで語った。ホンダは中国では広汽ホンダと東風ホンダの合弁2社で生産・販売事業を展開している。2015年には新車販売が初めて100万台に達し、16年も1~10月で前年同期を27%上回る98万8000台(アキュラブランド除く)と2年連続の最高更新が確実となっている。

八郷社長は当初の2合弁の扱いモデルについて、「当社のグローバルモデルであるアコードを広汽ホンダに、シビックは東風ホンダといった具合に割り当ててきたので、偏りがあった」と振り返る。このため、ここ数年で兄弟車の投入による2合弁でのラインナップ拡充に取り組んできた。

2014年秋からは小型SUVの『ヴェゼル』を広汽ホンダに、その兄弟車の『XR-V』を東風ホンダに投入すると、両モデルが月によってはいずれも1万台を超えるヒットとなった。このほか、『オデッセイ』や『シティ』(フィットベースのセダン)でも同様の兄弟車作戦を取っている。

中国では昨年来の市場拡大を支えた小型車への減税措置が16年末で終了の計画となっており、17年の全体需要への影響が懸念される。八郷社長は「税制の影響などを見据えながら、しっかりしたラインナップを揃えていきたい」と、引き続き中国での商品強化策を進める方針を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る