日産、カルソニックカンセイ株の売却に合意…米投資ファンドへ

自動車 ビジネス 企業動向
カルソニックカンセイ研究開発センター・本社(さいたま市)
カルソニックカンセイ研究開発センター・本社(さいたま市) 全 1 枚 拡大写真

日産自動車は11月22日、保有するカルソニックカンセイ株式41%の売却に合意した、と発表した。

カルソニックカンセイは内装、空調システム、コンプレッサー、排気システム、電製部品などを扱う自動車部品メーカー大手。最大の顧客は日産で、ルノー、いすゞ、ダイムラー、GMなど、世界の自動車メーカーとも取引がある。

今回の発表は、日産と米国の投資ファンド、「KKR」との間で合意に達したことを受けたもの。KKR傘下の投資ファンドが保有する特別目的会社のCKホールディングスが、カルソニックカンセイの全ての既存株式に対し、株式公開買付けを実施する。

この株式公開買付けに関連して、CKホールディングスは、カルソニックカンセイの筆頭株主の日産と、保有する約41%のカルソニックカンセイ普通株式を取得するための公開買付応募契約を締結した。

日産自動車の山内康裕CCOは、「今回の合意は、我々の重要なパートナーであるカルソニックカンセイのさらなる競争力強化を願う日産の意向と、KKRのカルソニックカンセイの将来性に対する高い評価が一致した結果。カルソニックカンセイとその株主にとって、最良の選択」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  2. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る