【トヨタ C-HR ターボ プロトタイプ 試乗】素直なハンドリングと気持ちいいエンジンフィール…諸星陽一

試乗記 国産車
トヨタ C-HR S-T プロトタイプ
トヨタ C-HR S-T プロトタイプ 全 8 枚 拡大写真

トヨタの新型SUV『C-HR』のプロトタイプが公開され、メディア関係者を対象とした試乗会が開催された。

【画像全8枚】

日本で発売されるC-HRは1.8リットルのハイブリッド(FF)と、1.2リットルのターボ(4WD)の2タイプ。ここでは1.2リットルターボモデルの印象をお伝えする。1.2リットルターボは4気筒モデルで、『オーリス』にも搭載されているエンジンと基本的に同一。ただし、オーリスではプレミアムガソリン対応だったものをC-HR搭載にあたりレギュラー化されている。

パワー&トルクスペックは116馬力、185Nm。これはオーリス用と同じ値。オーリス用、C-HR用、ともに圧縮比も同じで10.0。パワー&トルクスペックだけでなく燃費性能も同一レベルを引き出しているならそれはすごいこと。燃費で大切なのは1リットルで何km走ることか? ではなく、100円で何km走るか? だ。現在ガソリンはレギュラーとプレミアムで11円程度の差があるので、料金ベースにすればレギュラー化により燃費は7~9%程度アップしたことになる。

1.2リットル116馬力というと、さほど力強いエンジンという印象はないかもしれないが、これがなかなかよく走る。車重は1.5トン近いが、加速感は軽快で気持ちいい。ミッションはCVTで変速比もオーリスと同じだが、最終減速比がオーリスよりも低くなっていて若干加速重視の設定(タイヤサイズが大きいので相殺されている)なので、こうした加速感が得られるのだろう。

4輪への駆動力配分が最適化されている印象が強く、接地感が非常にいい印象。とくにコーナーでの接地感や、そこからの加速感などはスポーツカーのように安定している。無理なくコーナリングし、無理なく加速に移行できる。CVTは変速範囲を限定したマニュアルモードを使うこともでき、走りをよりスポーティな印象にできる。

燃費を選ぶならハイブリッドとなるのだろうが、走りやハンドリングを選ぶならこの1.2リットルモデルだろう。まだ、価格が発表されていないので、ハイブリッド車、エンジン車のどちらがいいかについての答えも出せない。またオススメ度についても現時点では★をつけないでおく。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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