【リコール】トヨタ ハイエース など24万台、燃料装置に不具合

自動車 テクノロジー 安全
トヨタ ハイエースバン(2014年)
トヨタ ハイエースバン(2014年) 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車は11月24日、『ハイエース』などの燃料装置や排気管に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、トヨタ『ハイエース』『レジアスエース』『ダイナ』『トヨエース』の2車種で、2010年7月22日~2016年7月7日に製造された計24万3907台。

不具合の部位は、燃料ポンプおよび燃料噴射ノズルと、エンジン制御用コンピュータ(ECU)・燃料噴射ノズルおよび排気管フロントパイプの2つ。

燃料ポンプおよび燃料噴射ノズルについては、ディーゼルモデルの当該部品において、強度が不足しているため、燃料通路部に亀裂が発生することがある。そのため、燃料が漏れ、燃料圧力が低下するとエンジン警告灯が点灯して出力制限走行となり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。

改善措置として、全車両、車台番号を確認してポンプ、噴射ノズル等を対策品と交換する。あわせて各締結部の燃料漏れを点検する。不具合は105件発生、事故は起きていない。

ECUについては、排気ガス再循環制御が不適切なため、排気ガス中の水分により燃料噴射ノズル先端孔部が腐食し拡大することがある。そのため、噴射量が増えてPM(粒子状物質)が触媒に多量に堆積してエンジン警告灯が点灯し、出力制限走行となる。最悪の場合、触媒が損傷し黒煙を排出するおそれがある。

改善措置として、全車両、ECUのプログラムを対策仕様に修正する。また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯する場合には、無償で噴射ノズル等を交換するとともに、触媒が損傷している場合には、フロントパイプを交換する。不具合は211件発生、事故は起きていない。

いずれも市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る